17リハビリ生活(47日間)⑤

リハビリ生活(47日間)⑤
【退院準備】緊急手術から 62 日目。退院準備が始まりました。耳鼻科で最終チェックを受け、ほぼ完治とのお墨付きをもらいました。ホールド心電計は丸一日の心電図を取るために取り付けられる小さな機器です。不整脈の大きさと頻度を調べるものです。この結果によって退院の可能性が測れると言ってもいいでしょう。前院でも同様な測定をし終えた後 10 日目で退院、転院をしています。但し結果が良くなければ、入院期間が延長されます。丸1日経って、ホールド心電計が取り外されました。その翌日、つまり術後 65 日目。担当医がプリントアウトした丸一日分の心電図を持ってきました。ドキドキの瞬間です。「不整脈の発生率は鼓動総数の 0.01 未満で問題無し。ただ不整脈を発生させるベースがあるので今まで通り薬を服用してください。」との説明でした。更に、「リハビリも順調に進んでいるので退院日程を決めていきましょう。」晴れて退院出来るのです。心でガッツポーズをしていました。その翌週から、この結果を受けてリハビリも家での生活に欠かせない階段の昇降訓練を病院の階段を使って行ったり、リハビリ時間が1時間に延長されたりしました。退院までカウントダウンがいよいよ始まった訳です。
【退院とその後】8月9日の緊急手術から 72日目の2018年10月19日に退院いたしました。帰宅してからもしばらくは絶対安静が必要でした。不整脈は皆無になったとはいえ、心肺機能は健常者の3分の1まで落ちています。また体力も相当落ちています。心筋梗塞による長期入院後の生活はめまぐるしく変化していきました。学習塾の廃業手続き、様々な負債の処理、家の売却、自己破産手続き、息子の介護や当分の間身体を使う仕事ができない為生活保護受給者としての生活、娘との別居生活開始。これらの千尋の谷底を通るたび私は妻と祈りをもって対策を立ててきました。
💖失う物の大きさのゆえに妻ともども激しく涙することも何度かありました。しかし私達には不思議な平安がいつも与えられていました。「千尋の谷に落としたのもそして引き上げるのも父なる神様の御計画の中。」との確信がその度に私達を取り囲むことを感じることができたからです。

たとえ死の陰の谷を歩むとしても私はわざわいを恐れません。あなたがともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖それが私の慰めです。
詩編23篇4節
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