09リハビリ生活(47日間)①

リハビリ生活(47日間)①
【食事】カテーテル手術を試みた最初の総合病院に転院しました。到着すると即ストレッチャーに乗せられ、採血、レントゲン、心電図、エコー検査を一気にしました。検査終了後、カーテンの仕切りのある4人部屋の病室に移動。洗面所はありましたが、トイレは20m 先。小は尿瓶で、大は車椅子でトイレまで看護師さんに連れて行かれました。手術前の体重は96kg(MAX103kg)。ところが、この日車いすに乗りながら体重測定では76kg。25日間でなんと20kg減なのです。ICUでは食事なし、転院前の個室では流動食ばかり。この減量は当たり前なのです。身体の部位で一番先に減量するのは筋肉だそうです。当然筋力が落ちていきます。
転院先のこの病院の患者さんたちは圧倒的に70 歳を超える人が多く、味付けはやはり老人好み。煮魚、煮物や、甘いおからに和えた緑の野菜類は口にする事が出来ませでした。でも食べる量は前病院よりぐっと増えたと思うのですが食欲が湧かないのです。食欲がなくなっていたのは、食事の内容ばかりではなく、一日10種類の薬を服用している為味覚が落ちるているからです。
転院2週間目。定期的に見に来てくださる担当医を引き止めて「先生。食事の事なのですが、老人が喜びそうなオカズが時々口に合わず残してしまうのですが、アサカ特別メニューはできません
か。先生のお墨付きで、差し入れを特別に食べてもいいですか。」と尋ねると大笑いされました。
「色々考えられて作られた献立だし、他の患者さんもいるので、アサカさんだけの特別メニュー
は難しいね。」と、アッサリ断られました。ところが担当医が去った後直ぐに管理栄養士さんが駆けつけてきて「現状をお伺いして、改善できることは改善しますよ。」と提案してもらいました。以降「煮魚、甘い煮物はNG」で「肉多めの献立」になりました。
【リハビリに特化した病院】老人介護施設を併設している病院なので、リハビリ室は二箇所。入院している患者さんと外来の患者さんが大勢います。この病院の地元は65歳以上の老人の人数が県内一位で人口の3割占めているのも大勢来る要因です。二つのリハビリ室の利用者は日曜を除き連日10~20人の満員状態。リハビリ室に来られない患者さんの為それぞれの病室に出向いてのリハビリもあります。その為療法士さん達が頻繁に廊下を行き来していました。私の場合、午前午後の2回のリハビリがありました。午前は理学療法士さんによる物理療法で、午後は作業療法士さんが運動機能の向上を目的とした様々なトレーニングでした。一つ一つのリハビリのプロセスの意義を懇切丁寧に説明してくれるのも安心材料でした。また話術が巧みで話に乗せられていつのまにかリハビリの時間が終わってしまいます。療法士さん曰く、「寡黙な人よりお喋りの人の方、内向的な人より外交的な人の方が、進展が早い」との事でした。これは患者さんの容態が分かりやすいとさらに指導がし易いからなのだそうです。「アサカさんはとても分かりやすいタイプです、血圧が急降下したり、気分が悪くなって行くと、お喋りが急に減りますからね。」私は喋ることを仕事にして来た訳ですから当然と言えます。兎も角リハビリは楽しくなくてはならないそうです。因みに午前の療法士さん達にはそれぞれ就学前のお子さんがいるので、話題は学習方法や学者内容。私のお得意分野です。午後の既婚女性の先生には血液型による夫婦の愛称とか、これからの人生設計などを面白おかしく話しています。ある時は、中学、高校の時の「モテ自慢話」になったこともあります。
❤自分のことで精いっぱいのこの時点では自分を励まし慰めてもらうための言葉を探すのに懸命になります。他人を潤す言葉なんて出る筈がありません。イエス様の足跡を辿って来なかった私の心の倉は悪臭を放つ腐ったものばかり。以下の聖句は正にその通りです。

良い人は、その心の良い倉から良い物を出し、悪い人は、悪い倉から悪い物を出します。人の口は、心に満ちていることを話すからです。
ルカの福音書6章45節
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